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兄弟のトラブル

相続のトラブルは、遺言があればある程度防ぐことはできます。
しかし遺言があっても、防ぐことが難しい相続トラブルがあります。
兄弟・姉妹です。
普段から仲が良く肩を組んで歩いている間柄でも、お金が絡むと人格が変わります。
そこで家族の絆を確かなものにするためにも、トラブルを防ぐ方法について取り上げます。

兄弟トラブルは様々で、1つ1つあげるときりがありません。
よくあるケースは、兄弟の仲が悪いことで引き起こされるケースです。
話し合いの場にも出ないので、相続財産分与の話は進みません。
親の介護をしていたからという理由で、遺言に書かれている以上の財産を要求する人もいます。
もっと凄いケースになると、愛人が出てきて相続財産を分けろと迫ってくることもあります。
「長男だから長男が全財産を受け継ぐべき」と、主張することもあります。
一昔前だったら「長男が全財産を引き継ぐべき」に対して、誰も反論する人はいなかったでしょう。
でも21世紀の現在、「長男だから〜」という主張を認める人は少ないのが現状です。

では兄弟のトラブルを防ぐには、どうすれば良いのでしょうか。
まず把握しておきたいのは、法定相続分です。
例えば夫が亡くなり、妻と長男・次男の2人の子供が相続人になったとしましょう。
法定相続では妻に1/2・長男と次男にはそれぞれ1/4ずつ分配されます。
妻も既に他界しており相続財産を兄弟2人で分け合う場合は、長男1/2・次男1/2分けられることになります。
しかし法定相続はあくまでも、「こういう割合で分けるのが理想的」という基準を示したものです。
相続人全員が納得すれば、自由に分配比率を変えることができます。

ただし遺言がのこされているのなら、基本的には遺言通りに従って財産が分配されます。
でも幾ら遺言にのこされているとは言え、遺留分まで侵害することはできません。
もし遺言に「長男に全財産を譲る」と書かれていても、次男は遺留分減殺請求で最低限の財産を確保することができます。